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真言宗得度式

日付:2011年12月22日 関連記事:仏教文化154号

154-12-2.jpg根岸御住職を囲んで得度を受けられた皆さん

 平成二十三年十月二十日、茨城県鹿嶋市にある、鹿島山地蔵院(根岸宏昭住職)にて、得度式が行われました。得度を受けられたのは二十二、二十三期生の六名。得度を受けるには塾修了後も高野山において五月、十一月の結縁灌頂、六月の同行会に参加するなど研鑽を積む必要がありますが、これらの条件をすべてクリアして、得度を受けることを許された次第です。

 この日早朝に同寺に集合。男性は、修羅髪と左髪と右髪と呼ばれる、三カ所だけ髪を残し、他は剃髪することが原則ですが、女性の方でもこれを行う方がおりました。受者は身を清めるための丁子湯に入り白衣を身に纏って入壇を待ちました。

 十時からの習礼の後、得度式が開壇され、準提観音呪「オンシャレイソレイソンデイソワカ」を絶え間なく唱えながら入場。導師に三礼して式は始まりました。

 戒師である根岸住職から、一人ひとりに僧名と如法衣などが授与され、受者は別室にて如法衣(袈裟)を身に着けて本堂に戻り、三帰三竟を唱え、戒が授けられると、受者からは「よく保つ」との声が。最後に全員で般若心経を唱え、また式衆が声明、理趣経などを唱えて式は終了。

 根岸師は菩提心を起こす心の尊さ、出家功徳などに触れられた上で、「受けられた皆さんは弘法大師の末徒として第一歩を歩むことになる。これから先に進まれる方は命がけで臨んでほしい。それぞれ進む道は異なるであろうが、末徒になった気持ちを忘れず、利他行に励んでほしい。」と述べられました。

 祝い膳を囲んだのち、午後からは進路のガイダンス。根岸師は「さらに進めていきたいという気持ちがあれば応援したい」と述べられ、今回の得度式に式衆として参加した二十一期の先輩方は受戒や加行道場の厳しさについてお話してくださいました。受者は熱心に聞き入り、さらなる精進、研鑽(権教師、加行道場への入門)の希望を述べておりました。

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