卒業生は今!!

卒業生は今!! 親授式を終えて

日付:2019年4月10日

第二十二期 田中 慈祥

 このたび静岡県内にある西山寺の住職を拝命するに当たり、高野山での親授式に出席いたしました。

 十月十七日早朝、金剛峯寺に集合。まずは丁子湯で身を清め、その後管長貎下より法流稟承。場所を宗務所に移し、檀家さんが見守る中で住職を拝命。祝い膳を頂いたのち奥の院燈籠堂にてお大師様に奉告の理趣三昧法要。全ての次第が終わったのは三時半でした。

 若い頃から何となく僧侶になりたいと思っていました。社会人となってから色々あり、その思いは強くなりましたが、具体的にどうすればよいか分からず、ただ四国遍路や西国巡礼を重ねていました。何回目かの歩き遍路の際に出会ったミャンマー在住の日本人僧侶の方にその思いをぶつけたところ、まずは色々な宗派を見て回りなさいと言われました。その方は青森の真言宗の寺の四男で跡継ぎではなく、また日本の仏教に疑問を抱いたためミャンマーで得度。現在は僧院で親の無い子供たちを育てていますが、晩年になり死ぬ前に一度は母国に戻り巡礼をしたかった、とのことでした。自分としては真言宗しかないと思っていましたが、真言宗は特殊で、近視眼になるとカルト的思考に陥りやすいゆえに、とのアドバイスでした。

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  県指定文化財の薬師堂
 そこで色々な宗派の教えに触れる機会をいただけるとの思いから仏教塾にお世話になりました。完璧な理解とまではいかないまでも他の宗派の特長を知った上で、やはり真言宗が自分に合っていると確認できたことは大きいことでした。また塾に入ったからこそ得られた多くの仏縁。厳しくも楽しく真言宗の魅力を教えて下さった故八塚先生と柏木先生。師僧をお引き受けくださり、進むべき道を示して下さった地蔵院の根岸師。いつも励まして下さった兄弟弟子。加行のあと、役僧として働くなかで、僧侶としてのたしなみを教えてくださり、何より今回の寺の紹介をしてくださった蓮華定院の添田宗務総長と親奥様。書き尽くすことができない多くの方々に感謝して高野山を後に致しました。

 寺は茶所として知られる牧之原市にあります。檀家の数こそ少ないですが歴史は古く平安時代初期の創建、自分で五十三代目にあたります。今後は自分が誰かにとってのよい仏縁となることこそ恩返しかと思っております。真言宗コースの方は勿論ですが、他のコースの方もお待ちしております。お寺での生活に興味のある方がいらっしゃれば是非おいでください。お待ちしております。合掌

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