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信行道場無事成満

日付:2010年8月 5日 関連記事:「仏教文化」第145号より

 塾19期卒業の軽部さんは妙厳寺に常住され、第一回修行ならびに専門課程でお世話になった方も多いと思います。その軽部さん、今年は姿を見ることができませんでした。今年4月から5月にかけて身延山信行道場での修行に入られていたためです。無事成満され、お寺に戻ってこられ、お話をうかがうことができましたのでご紹介します。

―お寺に入られたきっかけは

 「若いころからこの方面に関心はあったのですが、諸事情で断念せざるを得なくなり、母が亡くなって、時間ができたことから仏教塾で学ばせていただくことになりました。専門コースで学ばせていただいた後、妙厳寺におられた方が下山されるとのことで入山することになったのですが、仏様のそばで生活がしたいとおもっていただけで。」

と、当初は僧侶になることを強く希望していたわけではないようです。
 こうして寺で二年ほど過ごされ道念堅固となられて、昨年の2月14日、妙厳寺にて出家得度を受けられ、名前を法映と改めました。さらに住職のご推薦をいただき、今年の信行道場に入ることができました。

 信行道場に入るには、度牒をうけること、身延山大学での検定試験ならびに11月の読経考査に合格すること、僧道林の研修が必須。これらを経てやっと道場に入ることが認められます。

 信行道場は、年三回開催されるそうですが、今回は65名が参加。6月は特別信行道場として尼僧さんが対象、夏は学生中心で、春は比較的高齢の方も参加され、最高齢は昭和19年生まれの方でした。

 道場では、声明所作・法要式の基本や水行、唱題行の指導、教学ならびに布教法に関する講話がおこなわれ、朝夕の勤行(三宝給仕と信行)では修行僧に配役がふられます。

―修行中の苦労は

 「食事の時間が短く、周りに合わせるため、食べる量を減らしていました。結果5~6キロくらいは痩せました。しかし、主任先生等が体調に気を配ってくださったおかげで無事成満することができました。また参加者の中ではかなり高齢なほうでしたので、若い方が暖かい言葉をかけてくれたのがうれしかったです。」

―これからの目標は

 「今までどおりです。縁のある方を大切にしたい。来てくださった方とともにお題目をお唱えなどして、教えのすばらしさを伝えることができたらいいですね。また、来てくださった方の安らぎの場として、元気になって世俗社会に戻っていただくお手伝いをしていきたいと思います。」

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