今井学頭によるご講義今年度の天台宗一泊結集は九月五日、残暑厳しいさなかに開催されました。会場は天台宗専門コースの教場となる千葉県長南町・長福寿寺。
開講式の後、まず今井長新学頭による「天台宗の教義」。縁起など原始仏教の思想にさかのぼり、円密禅戒四宗を具え、法華経を中心とするといった天台宗の特質、天台大師智顗による経典分類・五時八教についての解説がありました。そして松浦長明師の法儀(作法)解説の後、僧侶方の声明実演を拝聴。
その後、実践修行として坐禅止観と礼拝行を体験しました。坐禅止観は堂内を暗くし行う瞑想。礼拝行は「南無帰命頂礼...」と唱えながら五体投地を繰り返すものです。今回は体験ということで少なめでしたが、「声を出せ」と叱声が飛び交うなど厳しい雰囲気が漂っていました。
夕食も修行の一環として食事作法にのっとって行われ、写経も般若心経の法楽をささげてから行うという念の入りよう。「可発十大願」など心構えの説明があり、写経の功徳を感じさせるものでした。
初日最後は塾先輩を囲んでの交流会。松浦師、下川原、久保、田中、池上、大澤、小野寺、小久保さんらを囲んでグループに分かれ話し合い。専門課程の修行の様子などが質問として挙がり、現代社会の諸問題に仏教がいかに対応するのかについても話は及びました。
明け方、諸堂巡拝に向けて出発榊慧明師を先頭に不動明王の真言を唱えながら長福寿寺ならびに末寺をつないだ地域一帯の参拝路を二時間ほどかけて歩いていきます。巡拝した寺においては般若心経などお唱えし、途中、般若寺の椎名長岳住職および石澤斎明師の護摩供を見学しました。道中、伊藤さんら先輩方が給水などして下さり脱落者も出ることなく無事に成満できました。
食事も作法にのっとって天台宗講師陣のご好意で充実した修行となりました。一方、天台宗の行の厳しさも感じるものではありましたが、松浦師が「大丈夫、みなさんでも出来ますよ」とおっしゃっていたのが印象的でした。
修了後、今井学頭を囲んで記念撮影カテゴリー:授業情報







