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胎蔵界結縁灌頂を受く

日付:2009年7月 7日 関連記事:「仏教文化」139号より

宿坊となった蓮華定院の前にて宿坊となった蓮華定院の前にて
 真言宗コースで出家得度が認められるには、得度前の小修行が必須となります。

 今回、そのうちの一つ胎蔵界結縁灌頂を受けて、得度に向けての歩みを始めました。参加者は21期真言宗コース修了者の11名で、5月2日に仏教塾がいつもお世話になっている高野山・蓮華定院に午後三時集合。ゴールデンウィークのなか、切符の手配に苦労しつつ、車、新幹線、飛行機と様々な交通機関を利用してなんとか全員参加することができました。

 さっそく皆で奥の院まで行き、御廟の前で上山の報告を兼ねてお勤めをしました。

 蓮華定院では座禅を主にした夕のお勤めとなりました。普段の雑然とした生活から離れて落ち着いた環境のなか自分の心を見つめ直すことができました。

 夕食後、塾18期の石井さんのお話をお聞きすることができ、皆これからの未知の世界への不安も少し和らいだようでした。

 翌朝は6時から朝勤行です。理趣経なども全員が一緒に読誦するようになっていて、これまで仏教塾で学んできて良かったと思いました。これから修行を積んで真言密教を自分のものにしたいと思ったのは私だけではないはずです。勤行後には上綱(住職)さんの法話をいただきました。

 いよいよこれからが本番の胎蔵界結縁灌頂です。

 結縁灌頂とは、仏様の世界を表す曼荼羅に向かって華を投じることにより、仏様と縁を結ばせていただき、阿闍梨様から大日如来の智慧の水を頭の頂より注いで(灌頂)いただくことによって個々の心に内在する「仏心」を輝かせ、自身の仏を宗教的な体験を通して感得する儀式です。

 結縁灌頂の入檀は先着順のため、受付をする大塔に駆けつけると、すでに多数の人が列をなしていました。何と順番は240番で、午後1時ごろからの入檀になり、金堂から退出した時には、午後3時になっていました。

 入檀に先立ち「庭儀結縁灌頂三摩耶戒」の儀式が行われ、たくさんの僧侶が檀上伽藍を練り歩き、厳粛かつ華やかで、平安時代にときが戻ったような感じを受けました。
 今回は諸行事にも参加することができてとても有意義な時を過ごすことができました。今後も小島、根岸、八塚、柏木各先生のご指導のもと、21期生の仲間と励ましあい、得度に向けて精進してまいります。

(21期 堀内)

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