大熊・宮本師をはさんで浄土真宗コースの皆さん方最初に受講された九名のうち、二名は受講を延期せざるを得なくなりましたが、残りの七名は考査、出席日数、レポート提出といった修了要件を満たし無事卒業です。
七日には最終考査が行われました。試験はお経の読み方、書き取りを含んだ筆記試験、焼香、経本・金の取り扱いといった作法の考査、「阿弥陀経」、「正信偈」の読誦、「念仏和讃」といった声明の考査から構成されています。
受講生には「念仏和讃」など声明が難しかったそうですが、大部分の方は好成績で、「人数が少なくなると行き届いて質が上がります」と宮本師。中には成績が不十分な方もおりましたが、宮本師の補講を受け、再試験で合格となりました。
皆で恩徳讃をお唱えして大熊先生は、道元禅師が宋へ行って眼横鼻直(げんのうびちょく・ありのままを見る)を学んだとされる話を紹介し、「仏教とは実相、すなわちあるがままをありのままを見ていくことですが、足したり引いたりして物を見がちな我々にはなかなか難しい。」
「しかし、眼横鼻直みたいにいかないからだめだと思うのでなく、いつまでも目標を見失わず道を求めていくことが大切。」と「岩もあり、木の根もあれど、さ らさらとたださらさらと水の流るる」と詠った本願寺布教師の話や、修行半ばに道場を去る弟子に「まがりつつまっすぐ歩みなさいよ」とはなむけの言葉を送っ たという青山俊薫尼の話を引きながら述べられました。そして「塾で学んだことを糧に更に精進してほしい」と締めくくられました。
受講生は定年を迎えて塾に専念できる方、仕事を持ちながらの方とさまざまです。
仕事を持ちながら受講されている方は配布されたテープを歩きながらウォークマンで聞いたり、土日に集中して聞いたりするなど状況に応じて工夫していたようです。
地元の本願寺別院にて聞法にでられる方もおられ、「学ぶと更に知りたくなって図書館に通うようになった」と当塾での受講を契機に学習を深められる方もおりました。
修了者のうち六名が得度を受ける希望を出しているそうですが、これからは伝習学院で、得度に向けて作法や声明についての研鑽を積んでいくことになっております。
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