河波先生を囲んで浄土宗コースの皆さん当コースでは、土曜午前は光明園主・河波昌先生の講義、午後は田中・石塚師による法式授業、日曜は念仏一行三昧の修行という形でおこなっております。
日曜日のこの日、塾生は、光明会会員の方、塾卒業生とともに念仏一行三昧に取り組みました。
教場には総勢三十人弱の人が集まり部屋に入りきれないほどでした。
部屋を暗くして皆で念仏を唱える河波先生は午前中のお話で、光明園を運営する光明修養会を創設した山崎弁栄上人についてお話されておりましたが、山崎上人が念仏の効用として自律神経のコントロールが図られるといった、科学と結び付けて念仏の議論を行っていたという話が印象的でした。
午後には参加者で歌った光明聖歌集の意味について解説がありました。
聖(きよ)き啓示(しるし)を被(こうむ)りて
三摩耶(さまや)の窓し開くれば
清きみ天(そら)は朗らかに
幸(むかし)せのみ国現われぬ
一瞬、賛美歌にも見えてしまうこの詩、山崎上人が世親菩薩の浄土論をわかりやすく日本語の七五調にしたものだそうです。
日本が明治以降近代化を図り、欧米の文化と接する中で、当時の仏教者が模索しつつ、日本仏教の近代化が進められた過程を感じさせられます。
河波先生は長年、東西宗教交流学会で活躍されており、宗派にとらわれない姿勢に感銘を受ける受講生もおります。入塾前に長年キリスト教に接していた受講生は「浄土の教えと自分が学んできたキリスト教と相通ずるものがあり、先生の話がよくわかる」と述べておりました。
先生の哲学研究に裏打ちされた講義に当初は面食らった方もいたようで「だんだんわかってきました。」と述べる方も。
このように浄土宗コースでは講義が多いのですが、法式の習得も課題であり、受講生には作法のテスト、経文の暗記テストも課されます。これらのテストと出席日数、レポートの成績をもって修了が認められるか否かがきまります。受講生の方にとっては「一枚起請文」などの暗記テストが大変なようでしたがなんとかクリアし、レポートも全員合格の判定。六名の方が無事修了となりました。
浄土宗コースでは数名得度を希望しておりますが、認められるには塾終了後、増上寺にて開催される法式教室に出席し、かつ毎月光明園で開かれる別時念仏修行に参加するといった更なる研鑽が求められます。
カテゴリー:授業情報







